fermentation

Da Sasino（弘前）

何年か前から行きたいリストに入っていた青森県弘前市のイタリアン、ダサスィーノにようやく訪問することができた。

野菜はもとより、卵、チーズから生ハムまで、料理の食材のかなりの部分を自分で作っている、かなり珍しいシェフだ。そして、今、ワインも自分のところで作り始めている。

ただ、ついそのような珍しい取り組みにばかり目が行きがちであるが、食材はもとより料理も素晴らしい。

遠いのが難点だが（今後は市内からさらに畑のほうに店が移転する可能性もある）、行く価値のある店であることは間違いないだろう。

赤のれん（三沢）

青森には、バラ焼きというご当地B級グルメがある。牛肉とたっぷりの玉ねぎをタレと合わせて平たい鉄板で焼く料理だ。

主に十和田や三沢が中心だが、元祖と言われてる三沢の赤のれんに訪問した。

一般的な大衆食堂なのだが、すべてのテーブルに鉄板が置いてあるのが特長的。バラ焼き定食を注文すると、ドシドシとご飯やタレ、肉と玉ねぎを和えた皿などが出てくる。焼きあがった肉と玉ねぎをどんぶり飯の上に乗せて食べれば、どこか懐かしい味である（まあ、牛丼に近いとも言える）。

柳家（岐阜）

2014年に一番感動的だったのは、年末に行った岐阜県瑞浪の柳家。
東京からだと、片道で4時間半くらいだろうか、ずいぶんと遠くに来る割には、ものすごい大草原や絶景が広がる場所というわけでもない。田舎の名士であった祖父の家に帰省しました的な雰囲気の（空想）、ちょっと大きめの古い民家である。しかしながら、そこで繰り広げられる料理は、地元の伝統に根ざした感動的な品々である。たとえ倍の時間がかかったとしても来る価値はあるだろう。

天然鰻と鮎の時期にも来てみたい。

le vin quatre

昨年暮れに、目白のル・ヴァンキャトルで、ワイン会的忘年会を開催。

丁寧でしっかりしたベースのある料理で、食材のバランスもよい。それでいてリーズナブルなのが素晴らしい。近くにあってほしい店。

Lyla

赤坂に新しくできたフレンチ。

料理通信か何かに記事が出ていて、気になって訪問。

お皿は美しく、繊細な盛りつけと低温調理の肉など、まさに今、パリで流行っている日本人シェフによるフレンチ、という感じ。

アラカルトがないことや、ワインリストはやや残念か。